時々 指の本数が少なく感じる
恐ろしく虚弱で 物足りない感じがする
わたしは数える事でしか安心できない
形の無い ふわふわとした不安を払拭できるのは
一つ
ただ 数えてでしかわからない
私は ここにいるのか
どこに 恥ずかしい私
死んでしまえ
価値が無いか
価値を作り出す以前に死んでしまいたい
価値なんぞいらない
生きている証だけ欲しい
生きていてだけ 生きているだけでいいよと
誰かにいってほしい
私に不意に絡んできたトラウマ
私はどうしろというの
どんな
ただの花が
恐ろしくその人の自己嫌悪を掻き立てるとしたら
博愛なんぞ
気遣いなんぞ
はやくしねばいいのに
こんな 自分は
単純で淡白で一時的なうそでしか 自己肯定を感じられ無い
クズ
はやくしねばいいのに
はやくしねばいいのに
はやくしねばいいのに
はやくしねばいいのに
はやくしねばいいのに
はやくしねばいいのに
はやくしねばいいのに
傷つきやすい
花にでも傷つく
ただの馬鹿
はやくしねばいいのに
どうして 生きていられるのか
こんな 醜態を晒して
お母さんはなんて思うか 私が こんなにクズに育ってしまった
母のせいではないのに
私を構成するのは母の所以のみじゃない
ということは たまたま
母の所に 偶然こんなクズが生まれてしまった
最悪
生まれて来なければよかった
私の周りや友人や世界からいうと
はやくしねばいいのに
母をおもっていうと
生まれて来なければよかった
ごめんなさい
傷つきやすく ムラがある
過去の私は私を酷く見限っている
わたしは過去のわたしを死ぬほど殺したい
毎日
毎日 後悔していたい
今生きるわたしがクズなの
今さっき生きていたわたしがクズなの
今さっき生きていたわたしは もう死んでる
はやくしねばいいのに
いまのわたし
どうして
ごめんなさい ああ
わたしのごめんなさいは 気持ちがこもって無いんだ
馬鹿すぎる
こんな風に育ってしまった
ごめんなさい
誰のせいでもない
今さっき生きていたわたしのせいだ
本当に
なんで 生きていたんだろう
いま生きているのを後悔して無いけど
あの時生きていたことを後悔してる
ああ また なにかをするのに 怖がって
傷つきやすい
本当に
下らん人間に
何もできない
しねばいいのに
しんでおけば
あのときしんでおけばよかった
わたしのせいだ
わたしのせいであんな酷いことを言うんだ
わたしのせい
下らんわたしのせい
わたしがさっき あのとき生きていたから
あの子はそんなことを言う
毎日が 後悔してる
辛いとかでなく ただ後悔してる
ごめんなさいおかあさん
水面を歩いて もう帰って行きたくない
おかあさん もっと いい子供が現れれば
わたしの代わりに
ああ
ほんとうに わたしはくだらんにんげん
溺れるなかれと 奇をてらって 言い聞かせている割には
一言で浮き足立って
そのとき生きていることに 充実するんだ
汚い
しねばいいのに
恐ろしく阿呆
ああほんとうに馬鹿だ
しんでしまえばよかった
こんな
弱るなら
とことん弱ればいい
わたしは もう
一本になりたい
安心する術なんていらない
ゴキブリにまみれたい
それでいい ごめんなさいおかあさん